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あなたは「ピーナッツくん」を知っているか。ーVTuber界の風雲児ー

 

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VTuber 界では確固たる地位を築き、ここ最近は若い世代を中心にじわじわ認知度を高めているピーナッツくん。

彼の魅力と来歴について、活動初期から追ってきた筆者が可能な限り余すことなくご紹介します!

 

本記事は、ピーナッツくんについて何も知らない、という方から古参の方まで、誰でも楽しめるような内容に仕上げたつもりなので、少々長いですがぜひ最後までご覧ください。

 

オシャレになりたい!ピーナッツくん


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ピーナッツくんって何者??

 

  • ピーナッツくんは、日本のバーチャルユーチューバー。(写真右)
  • 滋賀県甲賀市を拠点に活動するVTuberである甲賀流忍者ぽんぽこ」(写真左)と共に、「ぽんぽこちゃんねる」で動画投稿を主とした活動をしている。

 

ぽんぽこちゃんねる

○話題の『巨大パイの実』のチョコ全部抜いて「パイのみ」にしてみた


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↑独特の着眼点が魅力の、所謂YouTuberらしい企画動画が主なスタイル

「ぽんぽこちゃんねる」は、チャンネル登録者約38万人を誇る人気YouTubeチャンネル。ライブ配信形式ではなく、10分程度の動画を毎日投稿している、いわゆる動画勢のユーチューバー。初投稿は2018年2月とVTuberとしては早く、芸能界で言ったらさんまさんくらいのベテラン。ライブ配信も月1くらいで不定期開催しており、同時接続者数は約7,000人ほどに上ることもしばしば。

一番の魅力はなんといってもずっと聞いていたくなるような心地良い空気感のトークで、ポップな見た目と人間味あふれる雰囲気とのギャップが多くの人を惹きつけている。

 

VTuber黎明期でこそ主流だったが、いま現在第一線で活躍しているVTuberのなかではかなり貴重な存在となっている、どこの企業にも属さない「個人勢」であり、彼らの活動はすべて彼らが企画・運営している。

VTuberにハマっている人でぽんぽこちゃんねるを知らない人はいないと言っても過言ではなく、個人勢の星と呼ばれることも多い。その厚い人望から同業者からの信頼も厚く、様々なVTuberから一目置かれている存在といえる。

 

ピーナッツくん


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元々は「オシャレになりたいピーナッツくん」というショートアニメの主人公である、落花生をモチーフにした5歳児のキャラクター。

いわゆる萌え系美少女やイケメンがひしめき合い、声とヴィジュアルが重要なブイチューバー業界では異彩を放つ「二頭身キモカワほぼ全裸ダミ声」が特徴。

 

しかしそのインパクトのある外見に負けず劣らず内面も非常にユニークで、ひとことで表すのはなかなか難しいが、とにかく切れ味抜群のツッコミから前衛的なボケまでなんでもこなす器用な一面を持っている。

 

甲賀流忍者ぽんぽこ


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忍者の里として有名な滋賀県甲賀市を拠点に活動する、たぬきが化けた姿のVTuber

天真爛漫という言葉がぴったりの性格で、天然な言動で度々周囲の空気を凍らせることもよくある。萌え系の可愛さとはまた違った、まさに動物コンテンツ的な可愛らしさで多数のファンを獲得している。イベントなどでは極度に緊張していることも多く、「やらかしエピソード」の数では他の追随を許さない。

相方のピーナッツくんのイキリ芸に対してすかさずツッコミを入れたりするなど、漫才さながらの掛け合いが動画内でも度々見られるが、本人は芸人のように思われることに納得いっていない様子である。

 

喜怒哀楽の感情表現がとても豊かであり、豪快に高笑いしたと思えば、何か大きなイベントを成し遂げた際などには感極まっている場面も見られる。その何事にもまっすぐな姿勢は、今まで多くの視聴者の胸を熱くさせてきた。

 

 

VTuber界のOASIS??

ところで、この二人から構成されているのが「ぽんぽこちゃんねる」なのですが、この二人の関係性には大きな秘密があるんです!

ただでさえ珍しい男女コンビなうえに、動画からもかなり仲が良い様子が伺えると思います。察しの良い方ならもう分かったかもしれません。

そう、何を隠そうピーナッツくんとぽんぽこさんは・・・

実の兄弟 

なんです!!

 

どうりでここまで息ぴったりなわけですね。

つまり私たち視聴者は、滋賀の田舎に住む兄弟のホームビデオを観させられているということなんです!(笑) 最高ですね!

 

後ほども触れますが、正確に言うとピーナッツくんを生み出し、ピーナッツくんの魂でもあるご主人様と呼ばれる人物が、ぽんぽこさんの兄であり、そのことから「兄ぽこ」の愛称で親しまれているんです。

 


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この「実の兄弟である」という要素がぽんぽこちゃんねるの軸であり、多くのファンを惹きつけてきた魅力のひとつであることは間違いないでしょう。

 

「兄弟である」ことは、ユーチューバー界においてある意味でとても有利だと言えます。例えば、男女コンビのユーチューバーにおいて必ず付きまとう恋愛杞憂民問題が発生しないという強み、かなり語気の強い罵倒も兄弟なら許される強み、などなど。

視聴者側からしても、兄弟ゆえR18の話題などが出ないことなどから安心して親子で一緒に動画を楽しむことができます。下ネタが不意打ちで現れることも多めなネット界隈でこれは結構つよいと思います。

 

 

ここからは、ピーナッツくんに焦点を絞って魅力を紹介していこうと思います!

 

 

魅力あふれる3つの推しポイントをまとめました!

 

①どんなときも攻め続けるスタンス

自主制作ショートアニメ叩き上げ


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VTuberとして活動する前は、シュールな世界観と風刺のきいたジョークが特徴のショートアニメ「オシャレになりたい!ピーナッツくん」が主な活動場所だったピーナッツくん。

かなり尖った内容のものも多く、ほとんど名指しで人気ユーチューバーを批判したり、自身もVTuberながら、行き過ぎたスーパーチャットの拝金主義を風刺する回もあるなど、かなり攻めています。

このアニメは実は当時から一部のニッチな層にウケており、カルト的人気を博していました。2017年7月に第一話が投稿されているため、今となってはリアルタイムでこのアニメを見ていた人は古参も古参なのですが、そのなかにはなんとあのヨルシカのコンポーザーでもあるn-bunaさんもいたというのが有名な話です。

 

ヨルシカのインタビュー記事でn-bunaさんがピーナッツくんのアニメ好きを公言しており、過去にはぽんぽこちゃんねるにてコラボ出演したこともありました。

 

にじさんじじゃねえか!”


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ホロライブと共にバーチャルライバー事務所の最大手であり、100人を超えるバーチャルライバーが所属するにじさんじを運営していることで有名な「いちから株式会社(現ANYCOLOR株式会社)」。

芸能界で言うとにじさんじ吉本興業、ホロライブは坂道グループのような立ち位置と言えるかもしれません。

 

個人勢としてアウトローな活動で人気のあったバ美肉バーチャル美少女受肉)YouTuberであり、ピーナッツくんの古くからの盟友でもあるフェアリスさん。そんな彼女がにじさんじの仲間入りをした途端にコンプラを気にしだした時の出来事です。

 

ピーナッツくんのこのときの歯に衣着せぬ物言いはまさに伝説と言ってもいいでしょう(笑)

 

この他にも、にじさんじ関連の話題が出たときやにじさんじライバーとコラボした際にはピーナッツくんが反抗的な声色で叫ぶのがひとつのお決まりのようになっている

にじさんじじゃねぇか!!」

というセリフも有名です。界隈では流行しすぎて相手側から逆に求められることも多くなるほどに形骸化してしまったセリフですが、元々は個人勢ということに誇りを持つピーナッツくんが企業への熱い反骨精神を表すための言葉でした。

 

しかし、実際のところピーナッツくんはにじさんじなどの企業勢などとは初期の頃から頻繁に絡んでおり、とても微笑ましい関係を築いています。過去にはにじさんじに入りた過ぎて、にじさんじのオーディションを受けていたという噂もあります(笑)

 

 

現在のVTuber業界においては企業勢が圧倒的なシェアを獲得しており、新規の個人勢が人を集めるのはかなり厳しい状態が続いています。VTuberの母数自体はとんでもない数になっており、発掘待ちの才能もたくさんあるのですが、個人勢となるとそのほとんどがいわゆる”底辺VTuber”とならざるを得ないのが現状です。

 

そんななか、第一線で活躍するぽんぽこちゃんねる、ピーナッツくんは個人勢の希望となって多くのVTuberから尊敬されているのです。

 

Vtuber界でも指折りの一大イベント「ぽんぽこ24」

 

年に一回開催されるのが、多くのゲストを迎えて24時間連続生配信をする大型企画「ぽんぽこ24」です。過去には6回開催されており、なんと約3万人ほどの視聴者を集めます。

個人・企業勢問わず、大人気VTuberからブレイク待ちのVTuberまで多くのゲストが参加します。また、人気YouTuberやゆるキャラ業界、音楽業界などからもVTuberの垣根を越えてゲストが出演します。

 

過去にはヨルシカのn-bunaさんや考察系YouTuberのキリンさんなどが出演しており、今年もおませちゃんブラザーズのわるい本田さんや『ウ”ィ”エ”』で有名なバーバパパさん、レオ・ザ・フットボールさんなどが参加されていました。

 

Vtuberの魅力を最大限に生かした企画が目白押しで、その規模は人気上昇とともに年々大きくなっています。ブームからカルチャーに進化したVtuber業界への貢献度は計り知れないものがあり、VTuberの歴史を「ぽんぽこ24」なしに語ることはできません。

 

 

 

ゆるキャラグランプリ優勝


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VTuberとしてあくまで2次元のなかで活動していたピーナッツくんですが、2019年にはYouTubeの収益の一部から約100万円をつぎ込んで着ぐるみの姿となり、あの有名なゆるキャラグランプリ企業・その他部門で堂々の一位を獲得しています。企業のPRを懸けた大人たちの決してゆるくない熾烈な投票数争いを勝ち抜いた実力はホンモノです。

そしてなんと翌年には相方のぽんぽこさんも優勝しています!

 

VTuber界ではベテランの立ち位置まで上り詰めているピーナッツくんですが、決してその現状に満足することなく新たなフィールドに挑戦していく姿はかっこいいですね!

 

バーチャルYouTuberが現在直面している大きな問題のひとつに、テレビやリアルのイベントになかなか参加できないというのがあると、個人的には思っています。たまに、スクリーンに映し出される形でVTuberがテレビに出演しているのを見たりすることはありませんか?確かにあれがVTuberとしてあるべき姿だといえばそうなんですが、それらの問題のせいで活動の幅がかなり狭まってしまっている側面もあると思います。VTuberの文化をより盛り上げてためには悩ましい問題です。

しかし、そんなときにピーナッツくんやぽんぽこさんはゆるキャラの姿で出演できるので、フィールドを選ばずに活動できるという強みがあります。

 

②プロのアーティストとしても活躍

元々ヘビーなヒップホップ好きとして知られており、「レオブタとヤギハイ」名義で楽曲製作に取り組んでいた彼ですが、VTuberとしてのくくりに収まりきらない世界観とセンスが各方面から高い評価を得ており、ピーナッツくん名義でも過去に3枚のアルバムをリリースするなど精力的に活動しています。

これらの楽曲が、ガチです。

 

もはやVtuber界全体を巻き込む恒例行事となった、にじさんじ所属のバーチャルライバー、剣持刀也とのコラボ企画である「刀ピークリスマス」。

 

そのたびにピーナッツくんがプレゼントする刀ピークリスマスのテーマソングは、どの年もクセがある楽曲なこともあり、毎年のように一大ムーブメントを巻き起こします。

 

刀ピークリスマスのテーマソング2022


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遊び心たっぷりの言葉選びと毎年のように加速する気持ち悪さが、あなたの心を掴んで離しません。

脳内でヘビロテ間違いなし。

 

 

Unreal Life feat. 市松寿ゞ謡


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楽曲製作をするうえでピーナッツくんとコミュニケーションを重ね、多くのビートを提供して彼の相方のような存在となりつつあるのが、ロックバンド Age Factory の西口直人としても活動しているnerdwitchkomugichanです。唯一無二のオーラを放つホラー系Vtuber市松寿ゞ謡を客演に迎えた同楽曲は、ビート、ラップ、構成、すべてにおいてその本気度が桁違いで、ピーナッツくんというコンテンツが新たなフェーズに突入したんだということを我々に感じさせてくれました。

 

実際に各方面でピーナッツくんの音楽活動は話題になっており、ジャイアンの声優で大のヒップホップ好きである木村昴さんや、YouTubeでは鋭い考察が人気のご意見番みのミュージックさんをはじめとする多くの有識者もピーナッツくんの音楽を絶賛しています。

 

風呂フェッショナル feat.Yaca


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大のサウナ好き(ホントに5歳児?)としても知られるピーナッツくんの風呂への愛がしたためられた楽曲。客演として参加するYacaさんも音楽方面に特化したVTuberのひとりで、ピーナッツくんのほとんどの楽曲のミックスも担当されています。

 

そして二人のラップもさることながらその高いクオリティに驚かされるのがMVの3Dアニメーション。ピクサー顔負けのこの映像も、アニメーション関連の高い技術をもつVTuber人造人間ジンゾウさんという方の協力で製作されています。

企業でも一つのMVでここまでのクオリティーを出すことはなかなか難しいと思います。ここまで多くの才能ある方々に、協力したいと思わせることができるピーナッツくんの哲学、カリスマ性も目を見張るものがあります。

 

2022年5月21~22日には、幕張メッセで初開催された日本最大級のヒップホップフェスティバル『POP YOURS』に大抜擢され、PUNPEE、Awich、BAD HOP、Tohjiら日本ヒップホップのフロントラインで活躍する豪華メンバーと共にピーナッツくんも出演しました。ここからも彼のやっている音楽がいかに評価されているかがわかると思います。

 

 

 

New!!→待望の3rdアルバム「Walk Through the Stars」が2022年6月1日にリリースされました!リリースに伴うワンマンツアーも東京、大阪、バーチャルで行われ、大盛況でした!

 

『Walk Through the Stars』より、アップテンポなドライブ感が爽快な、アがれる一曲をどうぞ。

PetbottleRocket


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③「ピーナッツくん」に懸けたひとりのクリエイター”兄ぽこ”


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数少ない、”中の人”も人気のVTuber

比較的自由な雰囲気のあるVTuber界でも、魂とも呼ばれるいわゆる“中の人“について大っぴらに言及することに関してはタブーというか、基本的にはマナー違反とされています。

しかし、なかには”中の人”の存在を事実上公表し、それも含めて楽しんでほしいといったようなスタンスをとっているVTuberも稀に存在します。

そのうちの一人がピーナッツくんです。

(以下、兄ぽこ - ぽんぽこ・ピーナッツくん非公式Wikiを参考にさせていただきました。)

 

ピーナッツくんの創造主にして演者でもある、プロデューサー的立ち位置にいるのが、ぽんぽこの兄、通称”兄ぽこ”と呼ばれる人物。

兄ぽこの存在は、ピーナッツくんを知っている人であればおそらく知っているどころか、ピーナッツくんに引けをとらないほどの隠れ人気を博しています。

普通にぽんぽこちゃんねるの動画を観ているだけでは目にする機会はそれほど多くないのですが、ピーナッツくんの声質とは明らかに異なる成人男性の笑い声などがごくたまにピーナッツくんを演じきれずに「漏れ出て」しまうことがあり、そのときによく注目されます。

また、それ以外にも正式に「兄ぽこ」としてクリエイター同士の対談企画に参加したりインタビューを受けることもあります。

 

 

兄ぽこさんが現在、ピーナッツくんのVTuber活動を支えることになった経緯は、次のようになります。

 

元々兄ぽこさんはサラリーマンとして働く傍ら、2017年6月頃にYouTubeInstagram等で、自主制作ショートアニメ『オシャレになりたい!ピーナッツくん』を始動させます。

週に2日更新のペースで更新されていたアニメですが、2017年末の生放送にて頻度を週に1回と変更すると発表し、その分新しいプロジェクトを始めようと思うので何か見たいコンテンツはあるかと視聴者に問いかけます。

視聴者からはゲーム実況やアニメ制作の裏側を取り上げる動画などの案が出たが、最終的には当時その人気に火がついたばかりだったバーチャルYouTuber市場へ参入していくことになりました。

 

このときの兄ぽこさんの”ある選択”が、以後のVTuber活動の成功におけるひとつのターニングポイントとなります。

その選択というのが、実の妹をご当地バーチャルYouTuber甲賀流忍者ぽんぽこ」としてデビューさせたことです。

 

初期のぽんぽこと現在のぽんぽこを比較してみた


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当時の状況をぽんぽこさんは次のように語っています。

 

ーぽんぽこさんがVTuberデビューしたきっかけは?

 もともと私の兄が「オシャレになりたい!ピーナッツくん」というチャンネルを持っていたんです。

ある日兄が「YouTubeの配信は女の子がやったほうがウケがいいから、お前もデビューしよう」と誘ってきて。それで私もチャンネルを持つことになったんですけど、私はあんまり人前に出るのが得意じゃないので、最初のころは生配信でしゃべるのが嫌で仕方なかったのです。

 

ーそうだったんですか?現在は配信や動画投稿をほぼ毎日チャンネルを更新されているので、信じられません。

そうだったんです。VTuberデビューしてから、すっかり変わり果ててしまいました(笑)。

 

引用:「ゆるキャラグランプリ2020」のグランプリにも輝いたVtuber・甲賀流忍者ぽんぽこの夢「自分だけの花火を打ち上げたい」!【インタビュー】 | 超!アニメディア

 

 

まだまだ男性VTuberも少なく、人気を得るためには「カワイイ」がある意味で必須条件だった当時の状況を考えても、インパクトある外見のピーナッツくんがVTuberとして単体で活動していくのは可能かもしれないが非効率なことは明らかでした。(ピーナッツくんも見慣れるとかわいいんですけどね笑)

そこで、特にやりたいことが決まっていなかった妹を誘ってVTuber市場へ乗り出し、その活動をサポートする形でピーナッツくんのVTuberとしての活動もスタートしたのです。

ただ闇雲にセンスだけで勝負するのではなく、状況を観察して柔軟な選択をする兄ぽこさんの聡明なところは、ピーナッツくんにも共通していますよね。

 

また、VTuberの主流派の活動である生配信よりも自分たちのスタイルにあった「動画制作」を主軸に活動していくという選択も、後々成功を収めた大きな要因の一つだと思います。ちなみに現在では、動画編集はほぼすべてぽんぽこさんが担当しており、ピーナッツくんはサムネイルをデザインしています。

 

ストイックな活動が実を結んでVTuber活動が軌道に乗ってきたことで2019年1月には兄ぽこが勤めていた会社を退職したことが発表され、その後はプロとして活動に専念していくことになり、現在に至ります。

 

通常、ほとんどのVTuberVTuberとしていきなり誕生し、活動し始めるため”中の人”の存在というのは過度に言及されない限り完全に影の部分になるのですが、ピーナッツくんの場合はもともと制作者や演者という存在が不可欠なショートアニメ出身であったため、兄ぽこの存在がごく自然にピーナッツくんの黒子であるという認識が視聴者に浸透したという流れになりました。

このように自然と中の人が受け入れられる例はVTuberとしては極めて珍しく、似た境遇に漫画家の佃煮のりおさんが運営しているVTuberの「犬山たまき」が挙がるくらいで、これに関してはかなり特殊な立ち位置と言えると思います。

 

 

エヴァに勝ちたい」発言に見えるたしかな情熱


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24時間生放送の「ぽんぽこ24」内での会話なので、満身創痍だったなかでの発言であることを考慮したとしても、このエヴァンゲリオンに勝ちたい」という発言は多少なりともは兄ぽこさんの本心から生まれたものではないかと思います。

彼の、バーチャルYouTuber及びピーナッツくんというコンテンツへの期待と情熱が感じられる一節です。

 

ピーナッツくんの1stアルバム「False Memory Syndrome」収録の楽曲「ピーナッツくんのおまじない」には、兄ぽことしてラップしていると思わしきバースが存在します。このリリックからも、兄ぽこさんが、ある意味で彼の最高傑作と言っていいピーナッツくんというキャラクターへ特別な想いをもっていることが分かります。

 

間違いなく君がピーナッツくんだ

僕を救ってくれたmy hero

楽しいことの中にある不安も

思い出せばいい キバつい黄色

作詞:ピーナッツくん

 


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↑兄ぽこのバースと思われる部分は2:12あたりから

 

 

まとめ

VTuber界の風雲児

以上、ピーナッツくんの魅力について紹介してきました。

ユニークな見た目とアイデアを武器にそのセンスを磨き続け、相方のぽんぽこと共にVTuber界の第一線で活躍してきたピーナッツくん。

それだけでなく、ゆるキャラグランプリ優勝や音楽活動への挑戦を通じてバーチャル以外の業界からも注目を集め、VTuberの枠に囚われることなくエネルギッシュに活動してきました。

ここ5年のほどの間に日本で最も発展した文化といっても過言ではないバーチャルYouTuber。「ピーナッツくん」という異色のVTuberの存在がその発展に大きく貢献したのは言うまでもありません。

最近では、今までの活躍に対してじわじわと知名度も追いついてきている印象なので、ピーナッツくんならきっとこれからより多くの人を楽しませてくれると思います。

 

レペゼンバーチャルYouTuberとしてのピーナッツくんの、更なる活躍に期待しましょう!

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

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いっかい海の近くに住んでみたい

そもそも誰しもが海を知っている国に生まれたことに感謝しなければならない。

大陸のど真ん中に生まれたりなんかしたら、ある意味進撃の巨人みたいに海というとんでもない大自然を信じることは容易でないと思う。

 

よく、あなたは海派か山派かという質問があるが私はこの質問の答えにいつも迷ってしまう。といってもそのときは適当に答えてしまうのだが、本気で考えると難しい。

 

子供の頃は親によく山に連れてってもらった。八ヶ岳の麓に祖父の別荘があったので、そこに行ったときには決まって山登りに出かけた。入笠山は初心者向けでリフトもあるのでおすすめ。一回だけ編笠山という2500mくらいの山の山頂付近で山小屋に一泊したこともあったけどあれは貴重な経験だったと思う。

 

それに比べて海の思い出は少ないかもしれない。海には行くけれど海水浴をしたのは本当に数えるくらいしかない。友達とどっか行くことになると、あまり山に行くことはないからだいたい鎌倉あたりになることが多いけれどその度にいっかい海の近くに住んでみたいんだよなぁと思う。

 

海か山か、どちらが好きというのもないけれど、よく考えるとあたりまえだけどスケールは全然違う。それに、山を見て泣く人はあまりいないけれど海はどうして度々ひとを感傷的な気分に浸らせるのか。そもそもグアムとかハワイとかに住んでる人たちは海に沈む夕日を見て日本人のようにしみじみとするのだろうか。南国は陽気なイメージが強いせいかあまり想像できない。

 

 

『波よせて』ークラムボン


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この曲はもともとクラムボンのカバーをしている動画をYouTubeで見つけて、ハマって、クラムボンのを聴いて、クラムボンSmall Circle of Friendsのカバーだったと知った。

Small Circle of Friendsは知らなかったので他の曲も聴いてみたいと思う。

 

初めて聴いた時もなぜか懐かしい気持ちにさせてくれた美しいフレーズなので弾いてみました。

 



 

いま注目の新曲 『水底魚』ーSUIMMIN あなたもグルーヴの虜に!



 

こんにちは、謙虚な天狗の皐月です!

今回は、つい先日の4月27日(水)にリリースされたばかりの新曲、

『水底魚』ーSUIMMIN について紹介していきたいと思います!

作詞・作曲を務めたアーティスト「SUIMMIN」さんについて調べた内容についても軽くまとめさせていただきました。

 

ぜひ最後までご覧ください!

 

 

『水底魚』ーSUIMMIN


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なめらかな歌声と浮遊感のあるトラックが魅力的な一曲。まさに水底を優雅に泳ぐ魚を連想させられるような雰囲気です。ベースラインから始まるところを皮切りにして、”おしゃれ”という言葉だけで済ませてしまうのはあまり良くないかもしれないんですが、とにかくおしゃれな楽曲ですよね。

 

なかでも特筆すべきはサビのグルーブ感で、メロディーが頭から離れません。

リズム感というかフロウというか、音の配置がユニークで気持ち良いと感じました。

 

続いて歌詞についてなんですが、初めて聴いたときは正直サビの歌詞がほとんど聴き取れませんでした。というより音が最高過ぎて歌詞を聴いてる暇がなかったというのが正しいです。YouTubeのほうに歌詞がありましたのでサビの部分を紹介します。

 

 

踊る街灯踵朧気に EL PSY CONGLUE

倍速でride on 止まらないJB legs JB legs

Record撫でる針の様  滑らかに街を駆けるのさ

Don't stop Don't stop Don't stop

作詞:SUIMMIN

 

かなり語感を重視して選ばれた言葉という感じでしょうか。外国語のように聴こえるところもありますね。

「EL PSY CONGLUE」と「JB legs」って何だろうと思って調べました。

「EL PSY CONGLUE」というのは、どうやら『シュタインズ・ゲート』というゲーム作品に登場する主人公の岡部倫太郎が度々口にする合言葉、とのこと。

「JB legs」は調べてもイマイチこれといったものが分からかったのですが、アメフト界では有名な「JB」と呼ばれる足の速い選手がいる、という予想に落ち着きました。実況が「止まらない JB legs」と言ってるのを模した感じでしょうか。

まったく見当違いかもしれないのでもし分かる方がいらっしゃったらコメントで教えてください!

 

 

 

「SUIMMIN」ってどんな人?

 


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YouTubeに公開されている『うちで踊ろう』星野源 feat.SUIMMIN

  • アーティスト名 SUIMMIN(読み方はおそらく”スイミン”?)
  • シンガー、トラックメーカー、トップライナー*1として活動
  • 東京を拠点に活動
  • ダンスも堪能

 

基本的に公開されている情報はあまり多くありませんが、SUIMMINさんのYouTubeチャンネルでは、素敵な歌声のオリジナル曲やカバー動画がアップされています。

 

 

『Grepefruit』ーSUIMMIN


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優しい歌声がchillなトラックと溶け合って最高です!静かな夜に聴きたいですね。

 

InstagramではSUIMMINさんと思われる方が華麗にポッピンダンスを披露している動画もあったのですが、Instagramはこちらに載せられないため、下のリンクからどうぞ。

SUIMMIN : https://www.instagram.com/suimmin_jpn/

 

 

以上、いま注目の最新曲、放流されたばかりの『水底魚』ーSUIMMIN のご紹介でした!! 

 

 

*1:トラックのグルーヴを生かした、歌詞と一体となるメロディーを生み出す作曲家

大学に通う意味を毎日問われている

 

やっと大学の対面授業が全面的に始まって、ここ2週間くらいでひととおりの授業を受けました。

その結果思ったこと。

 

小っちゃく桜が見える多摩川



 

 

こんにちは、謙虚な天狗の皐月です。

4月から新学期が始まり、私の通う大学でも全面的に対面授業が再開されました。去年はほとんどすべての授業がオンラインだったんです。体育とかは対面だったんですけどね。

私の通う大学、体育が必修なんですよ。一年間は。おそらく珍しい気がするんですが。数年前に一回だけ体育が必修じゃなくなった期間があったらしいんですけど、そのときにうつ病を発症する学生が急激に増加したらしい。と、オリエンテーションで先生に言われた記憶があります。本当なんですかね。

 

まぁ体育は好きだし、体育の授業で友達も何人かできたんで個人的には楽しかったんですけども。ひとつ上の学年は、体育でさえもオンラインだったらしいです。体育オンラインってどういうこと?

 

こんなような話を先輩から聞いていると、ひとつ上の学年が本当に不憫でならないんです。せっかく大学受験を終えて、さぁ念願の大学生活だーっと思ったら完全オンライン授業ですから。一度も大学に行っていない人も多かったみたいです。私が入学した去年度は、ほんの少しですが対面の授業もあったりしたので先輩よりは全然ましでした。

 

そして今年に入って、全面的に対面授業に移行。 入学してきたばかりの一年生っぽい人も見かけるようになりました。

一瞬、「ちょっと羨ましいかも」と思ったけど、高校時代に一つ下の学年の修学旅行が中止になってたのを思い出し、あーどっこいどっこいやな、と思い直したり。君たちも苦労してるんだなと。

 

そういえば、半年くらい前に明星大学の学生が大学に対して訴訟を起こしたのって結局どうなったんだろう。きちんとした説明をせずに全面オンライン授業を一年間続けたことに対しての問題提起だったと思います。

自分は実家暮らしなんでそんなに孤独を感じることはないのですが、地方から出てきて一人暮らしをして、授業がほとんどオンラインだったら精神的にかなりきつそう。

まぁそういうこともあったり、家賃とかも考えて地方の実家にとどまってオンライン授業で大学に入ってた人も結構いるみたいでしたが。

 

大学の授業がほとんどオンラインだったのにも関わらず大学に支払った学費が変わらなかったってのもおかしいと思う人が結構多かったです。私もそう思ってました。

 

確かに、スタッフの給料を減らすわけにはいかないっていうのは分かりますけど施設管理費関係はおかしい。 大学側はサーバー強化に数億とか使ってたのでとか言ってた。いや、確かにそれはしょうがないと思います。オンライン授業だったし。

 

でもこの4月くらいから対面授業が始まって、私の大学は嵐のような大混乱に見舞われました。

大学のWi-Fiが息絶えてしまったのです。大勢の学生が一度にアクセスしようとしたため、パンクしてしまったらしいのです。私たち学生は何もインスタを見るためにWiFiが欲しいと言ってるのではありません。

いま、大学の授業では出席を取ったり、課題を提出したりするのもすべてスマホでやるので、授業でWi-Fiは必要なんです。しまいには教授のパソコンがWiFiに繋げられずに授業が始まらない始末。

 

オンライン授業をしていた去年とおととしの間にWiFiを強化しておいて欲しかった。

どうやら先生側も大学の経営陣にWiFi強化を要請していたらしいのですが、結局取り合ってくれなかったらしい。というのを教授が愚痴ってました。

 

他にも私の通う大学には改善してほしいことが山ほどあります。

まず、食堂が尋常じゃなく混んでいるせいで昼休み時間中に食料にありつけるか否かの瀬戸際に毎日立たされることです。なんでこんな目に合わなきゃいけないんだ。

本当に混んでるんです。ディズニーレベル。生協とかコンビニの食品も売り切れます。しかも東京のはずれにある大学なので外に行っても筍ぐらいしか食べれるものがないんです。

 

そして、実はこの問題は幾千年前から先輩方が苦しんできた問題でもあります。大学側はこの問題をずっと見てきながらも何もしてくれない。いま、目の前にいる学生のことをもっと考えて欲しい。

だのに大学側はやれ新校舎の設立だの看板学部の都心移転だのにしか興味がないご様子。

昼休みの時間をもう少し長くするとか対策してほしい。それかキッチンカーをあと50台ぐらい呼び込んでほしい。MOCO'sキッチンカーであればなお良し。

 

 

 

しかし、これだけ大学の悪口を書いたところで、私はひとこと反論されればぐうの音も出ないのです。

 

でもその大学を選んだのはあなたですよね?

 

はい、そうです。この大学に入りたいと思い、受験勉強も頑張りました。

 

 

 

最近は昔と比べて大学の数も増えたし、大学に進学する人の割合もずっと増えてきました。名前を書くだけで入れる大学もたくさんあるみたいです。昔はごく少数のエリートだけが大学という機関に所属できていたようですよね。名だたる文豪とかはだいたい東京帝国大学?だったみたいに。

 

その時代から大学の数というのは圧倒的に増えましたけれど、いま現在「大学」として本来の役割を果たしている大学って両手で数えられるくらいなんじゃないかとふと思ったんです。

 

そもそもサッカー選手になりたければ大学に行く必要性はそこまでないし、会計士になりたければ専門学校にだけ通ったほうが効率的だと思います。

私が大学に入学した意味、それはそのような明確な未来のビジョンがないこと、そして選択を先延ばしにするためのモラトリアムと学歴を手にするためです。

 

だから、大学の講義を受けることで教養や専門的な知識が得られるので役には立つけれど、たいして意味はないのかもしれません。

その点において日本の最先端にいる国公立や理系の研究室からは、実りある学びをしている雰囲気を感じます。別に現状は知らないけど。

 

 

やっと大学の対面授業が全面的に始まって、ここ2週間くらいでひととおりの授業を受けました。

その結果思ったこと。

これならオンラインでいいじゃんか。

 

ネットにアップされたレジュメ通りに淡々と進んでいく授業。教授も別に抗議の仕方についてこれといった工夫をしているようにも思いません。というかそれに関しては別に強制はしないけど。大学は義務教育と違って学生が受けたければ受ければいいだけのことだから。必修だとしても基本的には、学生は自分の興味のある分野の学部に入っているとは思うし。 でもどうすればあそこまでつまらなくできるのか、とも思う。

 

100分間狭くて硬い椅子に拘束されるのは退屈です。予備校も同じような環境と言えばそうですが、当時はモチベーションが明確にあったので平気でした。受験へのモチベーションです。正直大学の100分の講義よりYouTubeで見れる10分の動画のほうが全然おもしろいし、ためになるものが多いです。もちろん、YouTubeに上がっている動画なんかは専門的な見地からみたら表面的な情報が多いのも分かります。でも、最近は動画の質も高いものが増えてきている印象を受けます。

 

 

そもそもオンライン授業をやっていた間だけで見ればどの大学も放送大学と同じだったわけです。 最近ニュースで見たのですが、日本の私立大学の約4割が赤字らしいです。少子化以外にも、大学の存在意義が薄くなってきているというのも原因の一つにあると思います。

 

確かに、大学では講義以外にもサークルや友人関係から様々な経験、大学時代にしかできない経験を得ることができます。

実際、大学が対面になって友達と過ごすのはちゃんと楽しいです。そして、社会人になったらなかなかそういう時間が取れなくなることも知っています。

 

大学は人生の夏休みとか、大学で結局一番やっていおいたほうがいいことは友達と思い切り遊ぶことだ、とかたまに耳にします。 確かにその通りだとは思います。本当にそれが大切な人というのも存在するはず。

ただ、それらの言葉にどこか引っかかりを感じていることも事実で、私個人にとってはそれ以上にもっと大切なものがあるに違いないとも思う今日この頃。

 

 

【W杯】日本が”死の組”で対戦するスペイン、ドイツはどんなチーム?

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先日、遂に2022年11月21日から開催されるカタールワールドカップのグループリーグ組み合わせが決定しました!

W杯はいつも6月ごろから開催しているイメージですが、今大会はどうやらカタールが暑すぎるということで11月になったようです。

 

日本はグループEに決定し、スペインドイツ、大陸間プレーオフ勝者(ニュージーランドorコスタリカ)と対戦することになりました。

 

それぞれのグループの上位2チームが、ノックアウト方式の決勝トーナメントに進出することができます。

 

みなさん、もうお気づきかもしれません。

そう、日本はこの8つのグループの中でも随一と言っていいほど突破できる可能性が極めて低いであろう死のグループに入ってしまいました。

 

グループリーグの組み合わせというのは、原則強さの偏りが出ないような方法で決められます。

 

まず、FIFAが定める世界ランキングをもとに、出場国をポット1からポット4までに分けます。つまりポット1が最も強く、ポット4が弱いということになります。

そして、それぞれのポットを8つのグループに分けることで組み合わせを決定するんです。

 

ですので基本的に強豪同士がグループリーグで当たることは少ないのです。

ただ今大会では、世界でも指折りの強豪であるドイツがポット1ではなくポット2に入ってしまったんですね。その結果、ドイツの入ったグループは自動的に強豪が2チームの”死のグループ”になるということが話題になっていました。

 

そして、そのグループに日本は運悪く入ってしまったんです。

もちろんこんな風に「運が悪かった」とかネガティブなことだけ言っててもしょうがないんですが、やはり相当厳しいグループに入ってしまったことは客観的に観ても明らかです。

 

そこで今回は、サッカーについてあまり知らない視聴者の方向けにスペイン、ドイツはどんなチームなのかを紹介していきたいと思います!

 

といっても筆者自身最近は海外サッカーなどをなかなか追えていないので、あまり深いことは書けません!ごめんなさい!

 

 

 

ドイツ

ミネイロンの惨劇


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2014年のブラジルワールドカップ準決勝、開催国として優勝以外許されなかったブラジルを7-1という圧倒的な強さで完膚なきまでに叩きのめしたのがドイツでした。W杯の準決勝という大舞台で、これだけの大差がつくというのは前代未聞で、ドイツの強さを世界に知らしめた試合となりました。

 

この試合は後にミネイロンの惨劇と呼ばれることとなり、ブラジル国民にとっては決して忘れられないものになりました。結局ドイツはそのまま決勝戦でアルゼンチンにも勝利し、この年の優勝カップを手にすることとなります。

 

この試合を見たときの衝撃は今でもなかなか忘れられませんね。

それから8年経った今でも、ドイツの圧倒的な強さは健在です。

 

国内リーグ敵なしのバイエルンの選手が主力

日本人も多く活躍するドイツのサッカーリーグ「ブンデスリーガ」では、香川真司を擁したドルトムントが優勝した2011-2012シーズン以来、名門バイエルン・ミュンヘンが10年近くタイトルを独占してきました。

それ以外のチームが弱いのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。ブンデスリーガの戦術や育成のレベルは世界最高峰とも言われており、全体的にサポーターの熱狂度も高いことで有名です。バイエルンが強すぎるんです。

 

世界No.1ゴールキーパーの呼び声も高く、内田篤人の友人でもあるノイアーをはじめ、ディフェンダーからフォワードにかけてバイエルンの主力選手たちが多く代表に選ばれています。

監督も元々バイエルンで指揮を執っていた名将フリックさんという徹底ぶり。

普段から同じチームでプレーしているので連携がスムーズなのは大きな強みです。

 

一人ひとりのレベルは高水準ながらも、監督を中心に丁寧に整備された戦略と組織力もドイツの持ち味です。先ほどにも話に出たミネイロンの惨劇でも、7得点も獲った攻撃力だけが注目されがちですが、ブラジルの攻撃を無力化したハードワークと組織的な守備戦術も目を見張るものがありました。

 

 

ですがそのドイツも、前回大会では韓国に歴史的な敗北を喫するなどしてグループリーグでまさかの敗退を経験しています。

日本は初戦でドイツと当たります。いくらドイツと言えどワールドカップの初戦、しかも勝って当たり前の日本が相手となると空回りしてしまう可能性も大いにあると思います。そのことを考えれば日本は精神面では有利かもしれません。

 

スペイン

かつて世界を席巻したパスサッカーは今なお健在


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スペイン代表の伝統といえば、ボール支配率60%越えはもはやあたりまえの圧倒的なポゼッションサッカー。細かくパスを繋いで相手の守備を崩壊させていく”ティキ・タカ”と呼ばれる戦術で2010年南アフリカW杯を勝ち取ったことで、サッカー界に一大パスサッカーブームを巻き起こしました。

 

現在ヴィッセル神戸で活躍するイニエスタや、現在バルセロナの監督を務めているシャビらを中心に芸術的なフットボールを実現し、スペインの黄金時代を築いたのです。

 

しかしその後数年経つと、パスサッカーへの対抗策としてカウンター主体のチームが増えてきたことで勢いを失っていき、「パスサッカーの時代は終わった」などという声を耳にすることも増えました。

 

 

ただ、現在でもまだスペイン代表はパスサッカーを続けています。

彼らの持つ理論として、「ボールは人よりも速い」というものがあります。つまりそれを可能にする技術さえあれば理論上は負けることはないのです。

 

日本の川崎フロンターレがパスサッカーであれほど結果を出せている土台には、彼ら一人ひとりの「止めて、蹴る」という基礎的な技術が高水準であるからだとよく言われています。

 

そしてスペイン代表はそれを世界最高レベルで今もなお体現し続けられているからこそ、分かっていても止められないパスサッカーを続けることができているのです。

スペイン復権のカギを握る19歳「ペドリ」

 

スペインが依然として進化を続ける理由として、若手の成長が目覚ましいことが挙げられます。監督のエンリケさんも若手を積極的に起用する方針をもっているため、今度のW杯では12年前の優勝メンバーはほとんどいなくなり、若手中心のチームになりそうです。

 

そしてそのなかでもひときわ目を惹くのが、弱冠19歳にしてスペイン代表の10番を背負い、所属するバルセロナでは未来を託されていると言っても過言ではない「ペドリ」です。

 

イニエスタの後継者との呼び声高く、19歳とは思えない冷静さと唯一無二のセンスを持ち合わせた選手です。今までもイニエスタの後継者と言われてきた選手は何人かいたと思いますが、正直ここにきて真打ち登場と言っていいと思います。

 

これからの活躍によってはイニエスタを超えてくる可能性も十分にあるはずです。

 


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個人的にも同い年なのでいつも応援していま…………! あぁ!ダメだダメだ!危うく敵を応援するところでしたね。あぶない。

 

 

果たしてこんな天才を擁するスペインに日本は太刀打ちできるのでしょうか。

 

待ってください!こっちにだって20歳の世界的な天才がいるじゃありませんか。

 

久保建英。 そう、彼です。

 

幼い頃からバルセロナの下部組織で育ち、現在も銀河系軍団レアルマドリードに所属する、まさにスペインサッカーを身をもって知り尽くした存在でもあります。

彼なら日本を”死の組”から救ってくれると信じています!!

 

個人的な自慢なんですけど、実はわたくし数年前に街で彼とすれ違ったことがありまして。 ほんとに偶然です。 ちょうどスペインから帰ってきてFC東京のユースに入ってた時だったんで地元にいたんです。どっちもチャリだったんでなんもする余裕なかったんですけどね。

 

日本代表、まずはW杯出場が決まってよかった!

先日のベトナム戦は不本意な結果でしたが、なんとかあと半年で修正していって欲しい!そしてなんとかこのドイツとスペインと熱い試合を繰り広げてもらいたい!!

 

 

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