日食なつこー「水流のロック」
知っている人が多いかもしれないけど改めて紹介したい。いつも何度でも紹介したい。
高校2年のときに、友達から紹介されてこの曲を知った。いや、厳密に言うと友達ではなく顔と名前しか知らない同級生。
彼は学年に7人しかいない貴重な軽音楽部のメンバーであり、スリーピースバンドを組んでドラムを叩いていた。優しそうだったから、友達になって音楽について喋ったりしたいなとは思っていたけれど同じクラスにもならなかったし、会うこともなくて結局一言も話さずに卒業した。なんとか友達づてに辿ってったら話せたかもしれなかったけどそうやって会ったとしてもすぐ話すことがなくなってしまいそうだし、第一そんな積極性とコミュ力は生憎持ち合わせていなかった。不甲斐無い。
じゃあいったいどこで彼からこの曲を紹介してもらったのかと疑問に思われるかもしれない。
しかし現代にはインターネットという文明の利器があるのだ。そう、私は少し特殊な形で彼とコンタクトをとることに成功した。
インスタグラムのストーリーでは、たまに暇つぶしとして「質問箱」機能を利用した投稿が見られる。「なんでもいいので暇つぶしに質問して!」といった感じで投稿主が質問を募集し、そこにフォロワーが「最近ハマってることは?」などと適当に質問を送り付けるというやり方だ。
そうやって軽い交流ができる。でもだいたいはリアルでも友達のやつからしか質問は来ないんじゃないかと思ってる。
ある日、彼が質問を募集していたのでここぞとばかりに「おすすめの曲おしえて」と聞いてみた。自分の周りのコミュニティではなかなか音楽の話題が出ることがなくて少し物足りなさを感じていたので、ドラマーという絶対音楽好き野郎に話が聞けたというだけでもちょっと嬉しかった。
質問は匿名ですることができたので向こうは誰からの質問か分からないのだが、確か3曲ストーリーにあげておしえてくれた。
それを見てすぐさま曲を調べて聴いてみたわけである。3曲とも耳をかっぽじって耳穴かっぴらいて聴いてみた。どれも新鮮で最高だったと思う。でも2曲忘れた。残りのひとつが「水流のロック」。
何年か前、軽井沢にある白糸の滝に行ったときの写真。 どうやら「白糸の滝」という名がつく滝は全国に何個かあるらしい。
おそらく普段は観光客でいっぱいなんだろうが、ラッキーなことに私が行ったときは小雨が降っていたおかげで貸し切りだった。
近くで見るとこんな感じ
おしとやかそうに見えて、たしかにロックを感じる水流かもしれない。
と、意味ありげなことを言ってみた。
最近、記事が間延びしすぎて長くなりがちだったので今日はこのへんで。
最後までご覧いただきありがとうございました!