今週のお題「575」
「夏至夜風 いつか記した 備忘録 」
こんにちは!謙虚な天狗の皐月です!
今週のお題が575ということで
「夏至夜風 いつか記した 備忘録」
という句を詠んでみました。
ちょうど来週の月曜日が夏至らしいですね。 なんか夏至になると毎年 え!もうこれから日短くなるんすか!? そうなんすか先輩!? って思いますよね。 もうちょい真夏のど真ん中のほうがらしいというか。 らしいってなんだろうね。 らしいに捕らわれず、それでいて確固たるアイデンティティをもって生きていきたいよー。
はい、野暮なことなのかもしれませんがこの句について解説していこうと思います。 もう解説くらいしかやることないもんね。
拙者には昔からなんとも言葉にできない感覚になる場面がありました。 それは、だいたい夕方から夜の間に外の空気の匂いを嗅いだ時です。 ずっと家に籠ってた日の夕暮れに雨戸閉めるため窓を全開にしたとき、友達と別れた後急に静かになってふと風を感じたときなどなど。 切なくなるような、空しくなるような気持ちにさせてくれる外気のことです。 誰か共感してくれたらうれしいです。 もちろん夕日があったらあったでよいのですが別になくてもいいんです。
今までは秋の夕暮れに香る金木犀の乾いた風が一番好きでした。 これから日も短くなって寒くなる、そんな哀愁を感じさせてくれたので。 夏の終わりというより冬の始まりを無意識に感じているような気がします。 まぁつまり森山直太朗より槇原敬之ですね、はい。
しかしここ最近の匂いもなかなか悪くないんですよね~。 ちょっと湿ってて、でも夏の夜ほどじめっとしてない感じのそよそよ風。 この風ってどうやって表現すればいんだろってことで自分で考えようともせずググったらこの風にもちゃんと名前があることがわかりました。 どうやら「夏至夜風(げしよかぜ)」というらしいです。
夏至夜風・・・梅雨の時期に吹くので湿っている。 日中の暑さが落ち着いた夜に吹く風で、独特の風情がある。
「夏至夜風 いつか記した 備忘録」
夜に街中を歩いていたとき、ふと周りに誰もいないことに気づいたのでマスクをとってみると、拙者の大好きな夏至夜風の匂いがしました。 人間が一番長い期間覚えていられる五感が嗅覚だとかなんとか聞いたことがあります。 そんなわけで拙者もふと夏祭りに行った日のことを思い出しました。 多分その時の風に匂いと同じだったのでしょうかね。 これから夏ですね~。
というところで締めようと思います。 ご覧いただきありがとうございました。
てか今週のお題ってことで書いたのに気づいたらもうテーマ変わってたーーー。 金曜日に変わるって知らなかった…。 ちぇっ! しかも次のテーマ「ここに百万円があります」も結構面白そうなんですけどーー。
謙虚な天狗の皐月でした。