謙虚な天狗が送る毎日

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授業中に「下敷き」でパタパタ扇ぐのは犯罪か。

授業中に「下敷き」でパタパタ扇ぐのは犯罪か。

今日は一限から大教室で授業があった。駅から大学までは近いのに門に入ってからが長い。汗がじんわりと滲み出てくる。

教室にたどり着いたら冷房がガンガン効いててオアシスだ!と思いきやそうでもない。効いてはいるが期待していたほどではない。

黒板の前では教授が教壇にへたり込みながら団扇を半分無意識かのような顔でパタパタしている。

 

講義はいつも通り時間ぴったりに始まったが、ここで私は少し違和感を覚えた。あたりを見渡すと、3人に1人くらいの割合で学生たちがパタパタしているのだ。

私の脳内では、授業中などに下敷きとかクリアファイルで扇ぐのは失礼な行為だということに一応はなっていた。小中学生の頃にそれで注意されていた友達を何人も見ていたからだ。

といっても本気でそれが無礼な行為だと思ったことは別にない。なんなら授業に最大限集中するための環境づくりに勤しんでいるという、もはや称賛に値する行為なのではないかとさえ思う。

思えば「あくび」も似たような立ち位置にいる。授業中にあくびをするのは確かに「眠い」「やる気がない」という意思表示ともとれるが、過去に出会ったある先生のケースでは、「あくびは空気を身体にたくさん取り込んで頑張って眠らないようにする生理現象であるため、別に咎めたりなんかしないぜっ!」というのもあった。

 

結局どうすればいいのか。こんな時に便利なのが、「自分がやられる側だったとしたらどう思うか」というのを考える方法。

私は、自分が一生懸命に作ったレジュメを使って生徒一人ひとりを見ながら熱い講義をしている最中に下敷きで扇いでるやつ、あくびをしているやつがいたら、、、

別に良いと思う。突き放すようなニュアンスじゃなくて率直に。そこまで他人に迷惑をかけているわけでもないし。

 

私は常々思っていたことがある。この「自分がやられる側だったとしたらどう思うか」を考えるという ”自分がされて嫌なことはしない理論” は普通に考えて破綻していると思うのであまり乱用すべきではないのかもしれない。

 

ところで、前の席の人が扇いでいると、たまにそのおこぼれ風を享受できることがある。自分は何もしなくてもいいので実質扇風機と一緒だ。ありがたい。 ただ、これもひとつ問題がある。

前に座ってるのが浜辺美波だったら大歓迎どころか一種のお祭りになり得るのだけど、汗だくの柔道部だったら嫌だ。本人に悟られないようにすーっと席を移動するくらいには耐えられないかもしれない。

 

結局授業中にパタパタ扇ぐのは罪なのか。

そのときの教授は普段から帽子、ガムを嚙む、私語などを見つけるや否や即座に注意するタイプなので、実のところ私はうちわについてもすぐに注意されるだろうと思っていた。

が、結局気にする素振りさえなかった。授業前に教授自身も団扇を使っていたから、肯定派なのか。

 

ここまで下敷きとかクリアファイルで扇ぐ例について取り上げてきた。(大学で下敷きを使ってる人はいないけれど、比喩的に)

 

しかし、実は学生の中には「扇子」を使っている者も一定数いた。

 

そうだ。

下敷きとかクリアファイルで扇ぐから少し引っかかるんだ。優雅じゃないんだ。

扇子なら何も問題はない。和の心。夏の風物詩。風流。たしかに扇子を片手に学ぶ日本人ってはたから見れば結構イケてるかもしれない。しかもいま流行りのSDGsにも対応しているし。

一応調べたけど扇子やうちわで暑さをしのぐ文化が根付いているのは日本くらいっぽい。

 

 

ということで、授業中に「下敷き」でパタパタ扇ぐのは犯罪。

扇子やうちわなら無罪、どころか奨励すべし。

 

私が人生で一番聴いた曲「水星」MV公開から10年が経った

MVのロケ地となったtofubeats氏の地元である神戸



こんにちは、謙虚な天狗の皐月です。

 

みなさんは、自分が人生で一番聴いたであろう楽曲がなにか、パッと思い浮かびますか?

サブスクなんかだと聴いた回数を勝手に記録してくれて、年末に集計して教えてくれたりしますけど、自分ではなかなか数えることはないので「確実にこの曲!」というのが分かる人はきっと少数派かなぁと思います。

 

でも、私にはおそらくこれだというのがありまして。

 

それが、tofubeatsの「水星」という楽曲です。

「水星」ーtofubeats feat. オノマトペ大臣


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シンプルだけど印象に残るMVで、モデルの女性の可愛らしい雰囲気と楽曲の無機質でおしゃれなサウンドが妙にマッチしている不思議な作品だと思います。

あと、最後にtofubeats氏とオノマトペ大臣が出てくるシーンの”隣人の優しいお兄さん感”にいつもニヤッとしてしまいます(笑)

初めて聴いたのはおそらく中学2年くらいのときで、それ以来ずっと聴いてます。私が初めて聴いたときにはもうリリースから数年経っており、その当時から既に頭一つ抜けた存在だったようです。

 

一見すると淡泊なオートチューンにも趣があるということを教えてくれたのもこの曲でした。

初めて聴いた時に強い衝撃を受けたのはもちろんですが、衝撃を受けた曲というのはべつに水星以外にもたくさんあります。

しかし、衝撃を与えるエネルギーをもつ楽曲が必ずしも何年、何十年と聴き続けたくなる魅力をもっているとは限らないと思います。

水星は自分にとって未だに色褪せないし、飽きないし、きっとこれからも聴くだろうというのが何となくわかるくらい好きな曲です。

 

何年たっても色褪せない音楽を作るというのはプロのアーティストであっても至難の業。

実際、tofubeats氏も去年ラッパーのdodoと共に発表した楽曲『nirvana』の歌詞の中で「10年前に作ったものもいまだに越えられてもないし とは言いつつ前進」と『水星』という自分の残した偉大過ぎる作品との葛藤を吐露しています。

 

原曲はオノマトペ大臣を客演に迎えたこのMVのものなんですが、DAOKOやラブリーサマーちゃんをはじめとして多くのアーティストにカバーされてきました。

つい最近もサントリーのほろ酔いのCMのタイアップでTENDREなどがカバーしてましたね。どれもアーティストの色が適度に染み込んでて好きです。

 

しかし、そんな数多のカバーのなかでも絶対はずせないのが、シンガーソングライターの仮谷せいら氏による水星です。

「水星」feat. 仮谷せいら


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耳に残る印象的な歌声の彼女は、なんと水星のMVに出演していた、”あの女の子” なんです。

何を隠そう、仮谷せいら氏はただのモデルではなく小学生の頃から作詞作曲をしたりするほどの生粋の音楽家で、なんと若手アーティストの登竜門的イベント 閃光ライオットにも2010年に出場しています。

「Colorful World」ー仮谷せいら


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10年前、ソロでシンガーソングライターとして活動していたさなかに水星のMVに出演したことや、カバー曲をリリースしたことでも脚光を浴びました。

 

それから現在に至るまでも1歩ずつ着実に進化を続けながら精力的に活動されており、先日6月15日に待望の1stアルバムをリリース。

彼女自身が過去に発表したシングルを再レコーディング、アレンジしたものも多数入っており、進化した仮谷せいらワールドを存分に堪能することができます。

 

そして、もちろん「水星」もアレンジを加えられてアルバムに入ってます。

以前のMVでは、まだあどけなさの残る”cutie zipper girl” だった彼女が、

10年後にもう一度楽曲とMVを撮り直し、一味違った雰囲気の水星を見せてくれたことに感謝です。

 

「水星」ー仮谷せいら


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この歌詞に強く胸を打たれた!とか、どん底にいたときに救ってくれた曲、とかでもありません。 好きだったあの子が聴いていた、というわけでもないし。 そもそも、少なくとも今までの人生だけでいえば日常はもっと平坦なものでした。

でも、なぜかいつも水星を聴きたくなってしまいます。

 

水星をジャンル分けするならばおそらくHIP HOPなんだろう、と認識したのは私がHIP HOPを聴き始めてから2年くらい経過したときのことでした。

 

突発的にKing Gnu や 米津玄師 のような尖った音楽性のアーティストが日本中を席巻することはあれど、基本的には日本のチャート上位を占める曲はバラードやラブソングが多い傾向にあると思います。

それ自体はとても自然というか、いたって健全なことだとは思うのですが、自分の日常とは縁がなさすぎて困ってました。歌詞自体には共感するし、感動もするんですけどそれが全く自分に何も影響を与えてないような気分になることが多くて。

成長するにつれてもっと新しくて刺激的な音楽やリリックを求めるようになったという面もあったと思います。あとは単純に、みんなが聴いてるものを聴きたくないという少年特有の天邪鬼メンタル。

 

そんなときにHIP HOP を知り、ラッパーというのは金のネックレスをじゃらじゃらとつけてチェケラッチョ!!と言ってる人たちだけじゃないんだ、ということを知り。

 

等身大で刺激的な音楽を求めていた私はあっという間にHIP HOP にハマりました。

あとから客観的に見ればとても純粋でテンプレな流れですね。

 

ヒップホップが不良にしか聴けない音楽じゃなくてよかったとつくづく思います。

ありがたやありがたや。

 

水星10周年おめでとうございます!!

あなたは「ピーナッツくん」を知っているか。ーVTuber界の風雲児ー

 

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VTuber 界では確固たる地位を築き、ここ最近は若い世代を中心にじわじわ認知度を高めているピーナッツくん。

彼の魅力と来歴について、活動初期から追ってきた筆者が可能な限り余すことなくご紹介します!

 

本記事は、ピーナッツくんについて何も知らない、という方から古参の方まで、誰でも楽しめるような内容に仕上げたつもりなので、少々長いですがぜひ最後までご覧ください。

 

オシャレになりたい!ピーナッツくん


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ピーナッツくんって何者??

 

  • ピーナッツくんは、日本のバーチャルユーチューバー。(写真右)
  • 滋賀県甲賀市を拠点に活動するVTuberである甲賀流忍者ぽんぽこ」(写真左)と共に、「ぽんぽこちゃんねる」で動画投稿を主とした活動をしている。

 

ぽんぽこちゃんねる

○話題の『巨大パイの実』のチョコ全部抜いて「パイのみ」にしてみた


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↑独特の着眼点が魅力の、所謂YouTuberらしい企画動画が主なスタイル

「ぽんぽこちゃんねる」は、チャンネル登録者約38万人を誇る人気YouTubeチャンネル。ライブ配信形式ではなく、10分程度の動画を毎日投稿している、いわゆる動画勢のユーチューバー。初投稿は2018年2月とVTuberとしては早く、芸能界で言ったらさんまさんくらいのベテラン。ライブ配信も月1くらいで不定期開催しており、同時接続者数は約7,000人ほどに上ることもしばしば。

一番の魅力はなんといってもずっと聞いていたくなるような心地良い空気感のトークで、ポップな見た目と人間味あふれる雰囲気とのギャップが多くの人を惹きつけている。

 

VTuber黎明期でこそ主流だったが、いま現在第一線で活躍しているVTuberのなかではかなり貴重な存在となっている、どこの企業にも属さない「個人勢」であり、彼らの活動はすべて彼らが企画・運営している。

VTuberにハマっている人でぽんぽこちゃんねるを知らない人はいないと言っても過言ではなく、個人勢の星と呼ばれることも多い。その厚い人望から同業者からの信頼も厚く、様々なVTuberから一目置かれている存在といえる。

 

ピーナッツくん


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元々は「オシャレになりたいピーナッツくん」というショートアニメの主人公である、落花生をモチーフにした5歳児のキャラクター。

いわゆる萌え系美少女やイケメンがひしめき合い、声とヴィジュアルが重要なブイチューバー業界では異彩を放つ「二頭身キモカワほぼ全裸ダミ声」が特徴。

 

しかしそのインパクトのある外見に負けず劣らず内面も非常にユニークで、ひとことで表すのはなかなか難しいが、とにかく切れ味抜群のツッコミから前衛的なボケまでなんでもこなす器用な一面を持っている。

 

甲賀流忍者ぽんぽこ


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忍者の里として有名な滋賀県甲賀市を拠点に活動する、たぬきが化けた姿のVTuber

天真爛漫という言葉がぴったりの性格で、天然な言動で度々周囲の空気を凍らせることもよくある。萌え系の可愛さとはまた違った、まさに動物コンテンツ的な可愛らしさで多数のファンを獲得している。イベントなどでは極度に緊張していることも多く、「やらかしエピソード」の数では他の追随を許さない。

相方のピーナッツくんのイキリ芸に対してすかさずツッコミを入れたりするなど、漫才さながらの掛け合いが動画内でも度々見られるが、本人は芸人のように思われることに納得いっていない様子である。

 

喜怒哀楽の感情表現がとても豊かであり、豪快に高笑いしたと思えば、何か大きなイベントを成し遂げた際などには感極まっている場面も見られる。その何事にもまっすぐな姿勢は、今まで多くの視聴者の胸を熱くさせてきた。

 

 

VTuber界のOASIS??

ところで、この二人から構成されているのが「ぽんぽこちゃんねる」なのですが、この二人の関係性には大きな秘密があるんです!

ただでさえ珍しい男女コンビなうえに、動画からもかなり仲が良い様子が伺えると思います。察しの良い方ならもう分かったかもしれません。

そう、何を隠そうピーナッツくんとぽんぽこさんは・・・

実の兄弟 

なんです!!

 

どうりでここまで息ぴったりなわけですね。

つまり私たち視聴者は、滋賀の田舎に住む兄弟のホームビデオを観させられているということなんです!(笑) 最高ですね!

 

後ほども触れますが、正確に言うとピーナッツくんを生み出し、ピーナッツくんの魂でもあるご主人様と呼ばれる人物が、ぽんぽこさんの兄であり、そのことから「兄ぽこ」の愛称で親しまれているんです。

 


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この「実の兄弟である」という要素がぽんぽこちゃんねるの軸であり、多くのファンを惹きつけてきた魅力のひとつであることは間違いないでしょう。

 

「兄弟である」ことは、ユーチューバー界においてある意味でとても有利だと言えます。例えば、男女コンビのユーチューバーにおいて必ず付きまとう恋愛杞憂民問題が発生しないという強み、かなり語気の強い罵倒も兄弟なら許される強み、などなど。

視聴者側からしても、兄弟ゆえR18の話題などが出ないことなどから安心して親子で一緒に動画を楽しむことができます。下ネタが不意打ちで現れることも多めなネット界隈でこれは結構つよいと思います。

 

 

ここからは、ピーナッツくんに焦点を絞って魅力を紹介していこうと思います!

 

 

魅力あふれる3つの推しポイントをまとめました!

 

①どんなときも攻め続けるスタンス

自主制作ショートアニメ叩き上げ


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VTuberとして活動する前は、シュールな世界観と風刺のきいたジョークが特徴のショートアニメ「オシャレになりたい!ピーナッツくん」が主な活動場所だったピーナッツくん。

かなり尖った内容のものも多く、ほとんど名指しで人気ユーチューバーを批判したり、自身もVTuberながら、行き過ぎたスーパーチャットの拝金主義を風刺する回もあるなど、かなり攻めています。

このアニメは実は当時から一部のニッチな層にウケており、カルト的人気を博していました。2017年7月に第一話が投稿されているため、今となってはリアルタイムでこのアニメを見ていた人は古参も古参なのですが、そのなかにはなんとあのヨルシカのコンポーザーでもあるn-bunaさんもいたというのが有名な話です。

 

ヨルシカのインタビュー記事でn-bunaさんがピーナッツくんのアニメ好きを公言しており、過去にはぽんぽこちゃんねるにてコラボ出演したこともありました。

 

にじさんじじゃねえか!”


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ホロライブと共にバーチャルライバー事務所の最大手であり、100人を超えるバーチャルライバーが所属するにじさんじを運営していることで有名な「いちから株式会社(現ANYCOLOR株式会社)」。

芸能界で言うとにじさんじ吉本興業、ホロライブは坂道グループのような立ち位置と言えるかもしれません。

 

個人勢としてアウトローな活動で人気のあったバ美肉バーチャル美少女受肉)YouTuberであり、ピーナッツくんの古くからの盟友でもあるフェアリスさん。そんな彼女がにじさんじの仲間入りをした途端にコンプラを気にしだした時の出来事です。

 

ピーナッツくんのこのときの歯に衣着せぬ物言いはまさに伝説と言ってもいいでしょう(笑)

 

この他にも、にじさんじ関連の話題が出たときやにじさんじライバーとコラボした際にはピーナッツくんが反抗的な声色で叫ぶのがひとつのお決まりのようになっている

にじさんじじゃねぇか!!」

というセリフも有名です。界隈では流行しすぎて相手側から逆に求められることも多くなるほどに形骸化してしまったセリフですが、元々は個人勢ということに誇りを持つピーナッツくんが企業への熱い反骨精神を表すための言葉でした。

 

しかし、実際のところピーナッツくんはにじさんじなどの企業勢などとは初期の頃から頻繁に絡んでおり、とても微笑ましい関係を築いています。過去にはにじさんじに入りた過ぎて、にじさんじのオーディションを受けていたという噂もあります(笑)

 

 

現在のVTuber業界においては企業勢が圧倒的なシェアを獲得しており、新規の個人勢が人を集めるのはかなり厳しい状態が続いています。VTuberの母数自体はとんでもない数になっており、発掘待ちの才能もたくさんあるのですが、個人勢となるとそのほとんどがいわゆる”底辺VTuber”とならざるを得ないのが現状です。

 

そんななか、第一線で活躍するぽんぽこちゃんねる、ピーナッツくんは個人勢の希望となって多くのVTuberから尊敬されているのです。

 

Vtuber界でも指折りの一大イベント「ぽんぽこ24」

 

年に一回開催されるのが、多くのゲストを迎えて24時間連続生配信をする大型企画「ぽんぽこ24」です。過去には6回開催されており、なんと約3万人ほどの視聴者を集めます。

個人・企業勢問わず、大人気VTuberからブレイク待ちのVTuberまで多くのゲストが参加します。また、人気YouTuberやゆるキャラ業界、音楽業界などからもVTuberの垣根を越えてゲストが出演します。

 

過去にはヨルシカのn-bunaさんや考察系YouTuberのキリンさんなどが出演しており、今年もおませちゃんブラザーズのわるい本田さんや『ウ”ィ”エ”』で有名なバーバパパさん、レオ・ザ・フットボールさんなどが参加されていました。

 

Vtuberの魅力を最大限に生かした企画が目白押しで、その規模は人気上昇とともに年々大きくなっています。ブームからカルチャーに進化したVtuber業界への貢献度は計り知れないものがあり、VTuberの歴史を「ぽんぽこ24」なしに語ることはできません。

 

 

 

ゆるキャラグランプリ優勝


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VTuberとしてあくまで2次元のなかで活動していたピーナッツくんですが、2019年にはYouTubeの収益の一部から約100万円をつぎ込んで着ぐるみの姿となり、あの有名なゆるキャラグランプリ企業・その他部門で堂々の一位を獲得しています。企業のPRを懸けた大人たちの決してゆるくない熾烈な投票数争いを勝ち抜いた実力はホンモノです。

そしてなんと翌年には相方のぽんぽこさんも優勝しています!

 

VTuber界ではベテランの立ち位置まで上り詰めているピーナッツくんですが、決してその現状に満足することなく新たなフィールドに挑戦していく姿はかっこいいですね!

 

バーチャルYouTuberが現在直面している大きな問題のひとつに、テレビやリアルのイベントになかなか参加できないというのがあると、個人的には思っています。たまに、スクリーンに映し出される形でVTuberがテレビに出演しているのを見たりすることはありませんか?確かにあれがVTuberとしてあるべき姿だといえばそうなんですが、それらの問題のせいで活動の幅がかなり狭まってしまっている側面もあると思います。VTuberの文化をより盛り上げてためには悩ましい問題です。

しかし、そんなときにピーナッツくんやぽんぽこさんはゆるキャラの姿で出演できるので、フィールドを選ばずに活動できるという強みがあります。

 

②プロのアーティストとしても活躍

元々ヘビーなヒップホップ好きとして知られており、「レオブタとヤギハイ」名義で楽曲製作に取り組んでいた彼ですが、VTuberとしてのくくりに収まりきらない世界観とセンスが各方面から高い評価を得ており、ピーナッツくん名義でも過去に3枚のアルバムをリリースするなど精力的に活動しています。

これらの楽曲が、ガチです。

 

もはやVtuber界全体を巻き込む恒例行事となった、にじさんじ所属のバーチャルライバー、剣持刀也とのコラボ企画である「刀ピークリスマス」。

 

そのたびにピーナッツくんがプレゼントする刀ピークリスマスのテーマソングは、どの年もクセがある楽曲なこともあり、毎年のように一大ムーブメントを巻き起こします。

 

刀ピークリスマスのテーマソング2022


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遊び心たっぷりの言葉選びと毎年のように加速する気持ち悪さが、あなたの心を掴んで離しません。

脳内でヘビロテ間違いなし。

 

 

Unreal Life feat. 市松寿ゞ謡


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楽曲製作をするうえでピーナッツくんとコミュニケーションを重ね、多くのビートを提供して彼の相方のような存在となりつつあるのが、ロックバンド Age Factory の西口直人としても活動しているnerdwitchkomugichanです。唯一無二のオーラを放つホラー系Vtuber市松寿ゞ謡を客演に迎えた同楽曲は、ビート、ラップ、構成、すべてにおいてその本気度が桁違いで、ピーナッツくんというコンテンツが新たなフェーズに突入したんだということを我々に感じさせてくれました。

 

実際に各方面でピーナッツくんの音楽活動は話題になっており、ジャイアンの声優で大のヒップホップ好きである木村昴さんや、YouTubeでは鋭い考察が人気のご意見番みのミュージックさんをはじめとする多くの有識者もピーナッツくんの音楽を絶賛しています。

 

風呂フェッショナル feat.Yaca


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大のサウナ好き(ホントに5歳児?)としても知られるピーナッツくんの風呂への愛がしたためられた楽曲。客演として参加するYacaさんも音楽方面に特化したVTuberのひとりで、ピーナッツくんのほとんどの楽曲のミックスも担当されています。

 

そして二人のラップもさることながらその高いクオリティに驚かされるのがMVの3Dアニメーション。ピクサー顔負けのこの映像も、アニメーション関連の高い技術をもつVTuber人造人間ジンゾウさんという方の協力で製作されています。

企業でも一つのMVでここまでのクオリティーを出すことはなかなか難しいと思います。ここまで多くの才能ある方々に、協力したいと思わせることができるピーナッツくんの哲学、カリスマ性も目を見張るものがあります。

 

2022年5月21~22日には、幕張メッセで初開催された日本最大級のヒップホップフェスティバル『POP YOURS』に大抜擢され、PUNPEE、Awich、BAD HOP、Tohjiら日本ヒップホップのフロントラインで活躍する豪華メンバーと共にピーナッツくんも出演しました。ここからも彼のやっている音楽がいかに評価されているかがわかると思います。

 

 

 

New!!→待望の3rdアルバム「Walk Through the Stars」が2022年6月1日にリリースされました!リリースに伴うワンマンツアーも東京、大阪、バーチャルで行われ、大盛況でした!

 

『Walk Through the Stars』より、アップテンポなドライブ感が爽快な、アがれる一曲をどうぞ。

PetbottleRocket


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③「ピーナッツくん」に懸けたひとりのクリエイター”兄ぽこ”


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数少ない、”中の人”も人気のVTuber

比較的自由な雰囲気のあるVTuber界でも、魂とも呼ばれるいわゆる“中の人“について大っぴらに言及することに関してはタブーというか、基本的にはマナー違反とされています。

しかし、なかには”中の人”の存在を事実上公表し、それも含めて楽しんでほしいといったようなスタンスをとっているVTuberも稀に存在します。

そのうちの一人がピーナッツくんです。

(以下、兄ぽこ - ぽんぽこ・ピーナッツくん非公式Wikiを参考にさせていただきました。)

 

ピーナッツくんの創造主にして演者でもある、プロデューサー的立ち位置にいるのが、ぽんぽこの兄、通称”兄ぽこ”と呼ばれる人物。

兄ぽこの存在は、ピーナッツくんを知っている人であればおそらく知っているどころか、ピーナッツくんに引けをとらないほどの隠れ人気を博しています。

普通にぽんぽこちゃんねるの動画を観ているだけでは目にする機会はそれほど多くないのですが、ピーナッツくんの声質とは明らかに異なる成人男性の笑い声などがごくたまにピーナッツくんを演じきれずに「漏れ出て」しまうことがあり、そのときによく注目されます。

また、それ以外にも正式に「兄ぽこ」としてクリエイター同士の対談企画に参加したりインタビューを受けることもあります。

 

 

兄ぽこさんが現在、ピーナッツくんのVTuber活動を支えることになった経緯は、次のようになります。

 

元々兄ぽこさんはサラリーマンとして働く傍ら、2017年6月頃にYouTubeInstagram等で、自主制作ショートアニメ『オシャレになりたい!ピーナッツくん』を始動させます。

週に2日更新のペースで更新されていたアニメですが、2017年末の生放送にて頻度を週に1回と変更すると発表し、その分新しいプロジェクトを始めようと思うので何か見たいコンテンツはあるかと視聴者に問いかけます。

視聴者からはゲーム実況やアニメ制作の裏側を取り上げる動画などの案が出たが、最終的には当時その人気に火がついたばかりだったバーチャルYouTuber市場へ参入していくことになりました。

 

このときの兄ぽこさんの”ある選択”が、以後のVTuber活動の成功におけるひとつのターニングポイントとなります。

その選択というのが、実の妹をご当地バーチャルYouTuber甲賀流忍者ぽんぽこ」としてデビューさせたことです。

 

初期のぽんぽこと現在のぽんぽこを比較してみた


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当時の状況をぽんぽこさんは次のように語っています。

 

ーぽんぽこさんがVTuberデビューしたきっかけは?

 もともと私の兄が「オシャレになりたい!ピーナッツくん」というチャンネルを持っていたんです。

ある日兄が「YouTubeの配信は女の子がやったほうがウケがいいから、お前もデビューしよう」と誘ってきて。それで私もチャンネルを持つことになったんですけど、私はあんまり人前に出るのが得意じゃないので、最初のころは生配信でしゃべるのが嫌で仕方なかったのです。

 

ーそうだったんですか?現在は配信や動画投稿をほぼ毎日チャンネルを更新されているので、信じられません。

そうだったんです。VTuberデビューしてから、すっかり変わり果ててしまいました(笑)。

 

引用:「ゆるキャラグランプリ2020」のグランプリにも輝いたVtuber・甲賀流忍者ぽんぽこの夢「自分だけの花火を打ち上げたい」!【インタビュー】 | 超!アニメディア

 

 

まだまだ男性VTuberも少なく、人気を得るためには「カワイイ」がある意味で必須条件だった当時の状況を考えても、インパクトある外見のピーナッツくんがVTuberとして単体で活動していくのは可能かもしれないが非効率なことは明らかでした。(ピーナッツくんも見慣れるとかわいいんですけどね笑)

そこで、特にやりたいことが決まっていなかった妹を誘ってVTuber市場へ乗り出し、その活動をサポートする形でピーナッツくんのVTuberとしての活動もスタートしたのです。

ただ闇雲にセンスだけで勝負するのではなく、状況を観察して柔軟な選択をする兄ぽこさんの聡明なところは、ピーナッツくんにも共通していますよね。

 

また、VTuberの主流派の活動である生配信よりも自分たちのスタイルにあった「動画制作」を主軸に活動していくという選択も、後々成功を収めた大きな要因の一つだと思います。ちなみに現在では、動画編集はほぼすべてぽんぽこさんが担当しており、ピーナッツくんはサムネイルをデザインしています。

 

ストイックな活動が実を結んでVTuber活動が軌道に乗ってきたことで2019年1月には兄ぽこが勤めていた会社を退職したことが発表され、その後はプロとして活動に専念していくことになり、現在に至ります。

 

通常、ほとんどのVTuberVTuberとしていきなり誕生し、活動し始めるため”中の人”の存在というのは過度に言及されない限り完全に影の部分になるのですが、ピーナッツくんの場合はもともと制作者や演者という存在が不可欠なショートアニメ出身であったため、兄ぽこの存在がごく自然にピーナッツくんの黒子であるという認識が視聴者に浸透したという流れになりました。

このように自然と中の人が受け入れられる例はVTuberとしては極めて珍しく、似た境遇に漫画家の佃煮のりおさんが運営しているVTuberの「犬山たまき」が挙がるくらいで、これに関してはかなり特殊な立ち位置と言えると思います。

 

 

エヴァに勝ちたい」発言に見えるたしかな情熱


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24時間生放送の「ぽんぽこ24」内での会話なので、満身創痍だったなかでの発言であることを考慮したとしても、このエヴァンゲリオンに勝ちたい」という発言は多少なりともは兄ぽこさんの本心から生まれたものではないかと思います。

彼の、バーチャルYouTuber及びピーナッツくんというコンテンツへの期待と情熱が感じられる一節です。

 

ピーナッツくんの1stアルバム「False Memory Syndrome」収録の楽曲「ピーナッツくんのおまじない」には、兄ぽことしてラップしていると思わしきバースが存在します。このリリックからも、兄ぽこさんが、ある意味で彼の最高傑作と言っていいピーナッツくんというキャラクターへ特別な想いをもっていることが分かります。

 

間違いなく君がピーナッツくんだ

僕を救ってくれたmy hero

楽しいことの中にある不安も

思い出せばいい キバつい黄色

作詞:ピーナッツくん

 


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↑兄ぽこのバースと思われる部分は2:12あたりから

 

 

まとめ

VTuber界の風雲児

以上、ピーナッツくんの魅力について紹介してきました。

ユニークな見た目とアイデアを武器にそのセンスを磨き続け、相方のぽんぽこと共にVTuber界の第一線で活躍してきたピーナッツくん。

それだけでなく、ゆるキャラグランプリ優勝や音楽活動への挑戦を通じてバーチャル以外の業界からも注目を集め、VTuberの枠に囚われることなくエネルギッシュに活動してきました。

ここ5年のほどの間に日本で最も発展した文化といっても過言ではないバーチャルYouTuber。「ピーナッツくん」という異色のVTuberの存在がその発展に大きく貢献したのは言うまでもありません。

最近では、今までの活躍に対してじわじわと知名度も追いついてきている印象なので、ピーナッツくんならきっとこれからより多くの人を楽しませてくれると思います。

 

レペゼンバーチャルYouTuberとしてのピーナッツくんの、更なる活躍に期待しましょう!

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

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いっかい海の近くに住んでみたい

そもそも誰しもが海を知っている国に生まれたことに感謝しなければならない。

大陸のど真ん中に生まれたりなんかしたら、ある意味進撃の巨人みたいに海というとんでもない大自然を信じることは容易でないと思う。

 

よく、あなたは海派か山派かという質問があるが私はこの質問の答えにいつも迷ってしまう。といってもそのときは適当に答えてしまうのだが、本気で考えると難しい。

 

子供の頃は親によく山に連れてってもらった。八ヶ岳の麓に祖父の別荘があったので、そこに行ったときには決まって山登りに出かけた。入笠山は初心者向けでリフトもあるのでおすすめ。一回だけ編笠山という2500mくらいの山の山頂付近で山小屋に一泊したこともあったけどあれは貴重な経験だったと思う。

 

それに比べて海の思い出は少ないかもしれない。海には行くけれど海水浴をしたのは本当に数えるくらいしかない。友達とどっか行くことになると、あまり山に行くことはないからだいたい鎌倉あたりになることが多いけれどその度にいっかい海の近くに住んでみたいんだよなぁと思う。

 

海か山か、どちらが好きというのもないけれど、よく考えるとあたりまえだけどスケールは全然違う。それに、山を見て泣く人はあまりいないけれど海はどうして度々ひとを感傷的な気分に浸らせるのか。そもそもグアムとかハワイとかに住んでる人たちは海に沈む夕日を見て日本人のようにしみじみとするのだろうか。南国は陽気なイメージが強いせいかあまり想像できない。

 

 

『波よせて』ークラムボン


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この曲はもともとクラムボンのカバーをしている動画をYouTubeで見つけて、ハマって、クラムボンのを聴いて、クラムボンSmall Circle of Friendsのカバーだったと知った。

Small Circle of Friendsは知らなかったので他の曲も聴いてみたいと思う。

 

初めて聴いた時もなぜか懐かしい気持ちにさせてくれた美しいフレーズなので弾いてみました。

 



 

いま注目の新曲 『水底魚』ーSUIMMIN あなたもグルーヴの虜に!



 

こんにちは、謙虚な天狗の皐月です!

今回は、つい先日の4月27日(水)にリリースされたばかりの新曲、

『水底魚』ーSUIMMIN について紹介していきたいと思います!

作詞・作曲を務めたアーティスト「SUIMMIN」さんについて調べた内容についても軽くまとめさせていただきました。

 

ぜひ最後までご覧ください!

 

 

『水底魚』ーSUIMMIN


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なめらかな歌声と浮遊感のあるトラックが魅力的な一曲。まさに水底を優雅に泳ぐ魚を連想させられるような雰囲気です。ベースラインから始まるところを皮切りにして、”おしゃれ”という言葉だけで済ませてしまうのはあまり良くないかもしれないんですが、とにかくおしゃれな楽曲ですよね。

 

なかでも特筆すべきはサビのグルーブ感で、メロディーが頭から離れません。

リズム感というかフロウというか、音の配置がユニークで気持ち良いと感じました。

 

続いて歌詞についてなんですが、初めて聴いたときは正直サビの歌詞がほとんど聴き取れませんでした。というより音が最高過ぎて歌詞を聴いてる暇がなかったというのが正しいです。YouTubeのほうに歌詞がありましたのでサビの部分を紹介します。

 

 

踊る街灯踵朧気に EL PSY CONGLUE

倍速でride on 止まらないJB legs JB legs

Record撫でる針の様  滑らかに街を駆けるのさ

Don't stop Don't stop Don't stop

作詞:SUIMMIN

 

かなり語感を重視して選ばれた言葉という感じでしょうか。外国語のように聴こえるところもありますね。

「EL PSY CONGLUE」と「JB legs」って何だろうと思って調べました。

「EL PSY CONGLUE」というのは、どうやら『シュタインズ・ゲート』というゲーム作品に登場する主人公の岡部倫太郎が度々口にする合言葉、とのこと。

「JB legs」は調べてもイマイチこれといったものが分からかったのですが、アメフト界では有名な「JB」と呼ばれる足の速い選手がいる、という予想に落ち着きました。実況が「止まらない JB legs」と言ってるのを模した感じでしょうか。

まったく見当違いかもしれないのでもし分かる方がいらっしゃったらコメントで教えてください!

 

 

 

「SUIMMIN」ってどんな人?

 


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YouTubeに公開されている『うちで踊ろう』星野源 feat.SUIMMIN

  • アーティスト名 SUIMMIN(読み方はおそらく”スイミン”?)
  • シンガー、トラックメーカー、トップライナー*1として活動
  • 東京を拠点に活動
  • ダンスも堪能

 

基本的に公開されている情報はあまり多くありませんが、SUIMMINさんのYouTubeチャンネルでは、素敵な歌声のオリジナル曲やカバー動画がアップされています。

 

 

『Grepefruit』ーSUIMMIN


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優しい歌声がchillなトラックと溶け合って最高です!静かな夜に聴きたいですね。

 

InstagramではSUIMMINさんと思われる方が華麗にポッピンダンスを披露している動画もあったのですが、Instagramはこちらに載せられないため、下のリンクからどうぞ。

SUIMMIN : https://www.instagram.com/suimmin_jpn/

 

 

以上、いま注目の最新曲、放流されたばかりの『水底魚』ーSUIMMIN のご紹介でした!! 

 

 

*1:トラックのグルーヴを生かした、歌詞と一体となるメロディーを生み出す作曲家

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